昇仙峡をぐんぐん昇っていくと、こんなのどかな景色が飛び込んでくる。
そこで迎えてくれるのは、”藤原庵”。

以前はこんな看板はなかったので、つい見過ごしてしまっていた。

看板がなければ、ただの民家だもんな。

こんな座敷があって・・・
入り口はこんな感じ
早速注文。「ビール大瓶」「岩茸のおろし合え」「山菜の盛り合わせ」「ほうとう」
マスターの奥さんがビールと付き出しを持ってきてくれた。
付き出しは「花豆」と「地菜炒め」

花豆は品の良い甘さに炊いてあり、意外にもツマミとしてもGOOD!

地菜炒めがまた泣かせる。

これさえあればご飯が何杯でもいけちゃう。

岩茸って普段口にする機会はないけど、特別味があるわけじゃないんだ。

珍しいからねぇ。

縁起物だな。(何がじゃ!?)

ピンボケで申し訳ない

 

山菜の盛り合わせ

  • 山葵の茎の煮びたし
  • ノビルの味噌和え
  • 山椒の実の佃煮
  • ウド
  • 蕗味噌
  • 土筆のお酢煮
  • ワラビ

これだけ種類があると豪快だ。ノビルなんて子供の頃に学校帰りの道端で生えていた物を採って食べて以来だぞ。山椒はその香りがきついから、一口食べたらビールを流し込まないと他の山菜の微妙な味わいが消されちゃう。

 

と、ここまで箸を進めてきたところで、満席になってしまった。

そこに老人夫婦と嫁と孫娘といった4人組が入ってきたので、こちらから申し出て合席をすることに。

折角の合席なので、他愛のない話をしながら2本目のビールをあけた。

そこへ、お待ちどうのほうとうが。

さすがに見ず知らずの4人が目の前にいて、写真をとるのも気が引けてしまった。

ここのほうとうは季節によって内容が変わるので、今回は何が入っているんだろうってのも、楽しみの一つ。

今回は今の季節ならではの食材「たらの芽」が入っていた。他には大根・人参・白菜・自家製油揚げ・かぼちゃが入っていた。

煮干の出汁と野菜のうまみ・やはり自家製の味噌が渾然一体となって、なんとも滋味のあふれる味がする。

合席の4人組は、ざる蕎麦を頼んでいたので、こちらのほうとうを見て「こちらもほうとうを追加しようかしら」なんて話していた。(へへっいいだろっ)

実は山奥なのでまだまだ寒かったんだ。

ほうとうですっかり温まったので、会計を済ませ、あたりを散策することにした。

続く

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